すっかり聞き慣れた「終活」という言葉ではありますが、自身の葬送方法までしっかりと計画できている人はそう多くはいないでしょう。
近年宗教や宗派にこだわらない人が増えていることもあり、葬送方法はそれらにこだわらない形が多様化している傾向にあります。
もちろん宗教や宗派に基づいて慣習に従う墓地も多くありますが、その一方で無宗教や墓守をしてくれる親族のあてがなくお墓に入ることを望まない人が増えているという現実があります。
そんな方のために提案されている葬送方法のひとつに樹林墓地があります。
樹林墓地とは樹木葬と似た形式をとる葬送方法のひとつです。
しかし、樹木葬が墓標の代わりに埋葬した上に植物を植えるというお墓であることに対し、樹林墓地はそれぞれに植物が植えられるのではなく一本の木の下に多くの遺骨を埋葬するというお墓です。
名前は似ていますが樹木葬とは大きく異なる葬送方法であることがわかります。
一つの筒に多くの人の遺骨がまとめて入れられることから、主に身寄りのない人向けに提供されています。